データで解く司法試験

まとめ

取り急ぎ,平成26年度のデータを分析してみた。今年も『ぞろ目は出ない』結果となったが,今後どうなるかは予断を許さない。 予想については概ね「当たりもしないし外れもしない」という曖昧な結果に終わったが,来年度以降も継続して分析していきたい。 …

平成26年度行政法択一

本年度は10問の出題であった。9〜10問で安定してきているようだ。予想どおり,「1111」「2222」の出現はない。もう確定でいいんじゃね?コレ。 前同様に今回までの登場回数(今回の登場回数)と,前回までの登場回数を比較した。 1112 4回…

平成26年度憲法択一

例年どおり10問の出題となった。出現した配列パターンは5通り。大方の予想どおり,「111」と「222」は登場せず。 今回までの登場回数(今回の登場回数)と,前回までの登場回数を比較した。 112 11回(0回)←11回 121 9回(2回)← 7…

まとめ

一見すると均等に出題されていると思われた1/2問題も、分析すると様々な情報が出てくる。これらの情報を元に、新司法試験の択一の突破への足がかりとして欲しい。 間違っても、Twitterにのめり込み、ようやく手に入れた「大嘘判例八百選」を自習室・キャ…

分析

得られたデータを元に、出題形式がほぼ固まった平成21年度以降について、登場パターンを集計して分析してみた。 ■憲法編 50問中 (111と222を除外した期待値は50×1/6=8.33回) 112 11回(22%)←9回 121 7回(14%)←4回…

考察

ぞろ目パターン(111、222、1111、2222)の出現率は異常に低い。 ぞろ目パターンは、新司法試験開始以来、たったの2回しか登場していない。しかもそのうちの1回は、通常4つ出題が原則の行政法で唯一3つ出題のレアケースで登場(平成22年…

総論

この「1/2問題」であるが、難易度が高いのだろうか、出題形式に変遷が見られる。 1 平成18年〜平成19年 憲法・行政法ともに、4つの記述が出題され、3問正解で部分点1点、4問正解で3点であった。 2 平成20年 憲法では、3つの記述が出題され…

はじめに

本稿は,新司法試験(正確には「司法試験」と呼ぶべきであるが,旧司法試験との対比のために敢えて「新司法試験」と呼称する。以下同じ。)の択一式試験(正確には「短答式試験」と呼ぶべきであるが,一般的な呼称である「択一」と呼称する。以下同じ。)の…

「データで解く新司法試験択一 公法編」簡易版 はしがき

お世話になります。刑裁サイ太(平成20年度新司法試験合格・弁護士)です。何気に新年一発目の更新ですが、年始の挨拶とかどうでもいいですよね(喪中)。 さて、先日のコミックマーケット85で配布した「データで解く新司法試験択一 公法編」。 2時間ほ…