平成26年度憲法択一

 例年どおり10問の出題となった。出現した配列パターンは5通り。大方の予想どおり,「111」と「222」は登場せず。

 今回までの登場回数(今回の登場回数)と,前回までの登場回数を比較した。
 112 11回(0回)←11回
 121  9回(2回)← 7回
 122 11回(2回)← 9回
 211 13回(3回)←10回
 212 11回(2回)← 9回
 221  5回(1回)← 4回
 全体的に見ると,登場のない「112」を除くと,バランスよく登場している印象。
 『平成26年度以降に「221」へのテコ入れが行われる可能性が高いことを示唆する。』と予想していたが,やはり,最も累計登場回数の少なかった「221」が登場した。一方で,最も累計登場回数の多かった「112」が登場していない。累計登場回数を意識していることは間違いなかろう。
 ただし,累計登場回数10回の「211」が3回も登場している点は見逃せない。これにより累計登場回数のトップに躍り出た。最も少ない「221」と比べると,2.6倍の格差となっており,違憲状態の疑いがある。
 来年度へ向けた予想を記すと,平成27年度も「221」にテコ入れが入るのは間違いないであろう。昨年度も今年度も1回であったが,違憲状態を解消するために来年度は2回以上となるのではないか。
 もっとも,択一の科目が減少することに伴い,「1・2問題」がなくなったり,憲法でも4つの組み合わせに戻ったりすることが予想されることも付記しておく。