分析
得られたデータを元に、出題形式がほぼ固まった平成21年度以降について、登場パターンを集計して分析してみた。
■憲法編
50問中 (111と222を除外した期待値は50×1/6=8.33回)
112 11回(22%)←9回
121 7回(14%)←4回
122 9回(18%)←8回
211 10回(20%)←9回
212 9回(18%)←7回
221 4回( 8%)←3回
221が異常に少なく,112と211がやや多い結果となった。
右に付した「←○回」は,平成24年度までの回数を示している。4回とやや少なかった「121」にテコ入れが入っていることが伺われ,平成26年度以降に「221」へのテコ入れが行われる可能性が高いことを示唆する。
■行政法編
46問中(1111と2222を除外した期待値46×1/14=3.29回)
1112 4回(8.70%)
1121 4回(8.70%)
1122 2回(4.35%)
1211 1回(2.17%)←0回
1212 4回(8.70%)←1回
1221 1回(2.17%)←0回
1222 2回(4.35%)←1回
2111 2回(4.35%)
2112 3回(6.52%)←1回
2121 4回(8.70%)←3回
2122 2回(4.35%)
2211 7回(15.2%)←6回
2212 6回(13.0%)
2221 4回(8.70%)
2211と2212が突出しているほかは概ね期待値どおりといえよう。
右に付した「←○回」は,前同様に平成24年度までの回数を示している。これを見ると,平成25年度で未登場のパターンの帳尻合わせ・テコ入れをしていることがよく分かる。引き続き,調整局面ということで,登場回数が極端に少ない「1211」「1221」あたりを中心に,帳尻合わせ・テコ入れが行われる可能性がある。