二段オチの推定

 という問題であれば簡単だったのですが,使っていない情報がありませんか?
 回答欄を埋めた後に横に読むと「さんぱつしき」という文字が現れます。
 散髪式? いや,ここは散発式に問題が出ているということになるでしょう。実際,あちこちのページに散らばる形で出題されていました。
 そして,回答欄自体も奇妙です。やや左に寄っています。一番右の行がなにやら浮いているように見えます。
 散発式に出題されているので,Fの次の問題が隠されている可能性はないでしょうか。
 ここまで,A〜Fまで順番に出題されていますので,Gの問題がFの問題よりも後のページに出題されているはずです。
 そう思ってよく読んでみましょう。ありましたか?

回答欄を埋めた

はい,回答欄が埋まりました。
A さいばん
B てんさく
C ぱんでくてん
D きょうかつ
E かしつ
F きはん

ここで示されたのが以下の条件でした。
『濁点・半濁点を除外して,1つしか使われていない文字を並べ替えたときに出来る文字に関する法律の最後の条につき「A1432−1〜2」』

 1つしか使われていない文字を探すと,「いしょう」になります。
 「いしょう」に関する法律といえば意匠法でしょう。意匠法は77条まであります。
 これをA1432せよという話です。
 Aといえば先ほどの「さいばん」ですね。4文字で,1から4までの数字があることから,文字の並び順を変更するという可能性はないでしょうか。
 「さいばん」という文字を数字の順番に読むと,「さんばい」となります。
 77条を3倍すると,231条となります。これについて,数字の指示があります。これはBの問題でやったとおり,刑法の条文の表題の何番目を読むかという指示です。
 刑法231条は「侮辱罪」ですので,1文字目と2文字目を読む。
 答えは「ぶじ」!
 ということで,みなさん,「無事」に解けましたでしょうか?

○○○には同じ文字が入ります。なんでしょう。

コウイ○○○
○○○力

これもTwitterで先行配信しました。
行為○○○に入りそうなのは,無価値,規範くらいしかありませんが,ムカチカ,キハンカでは意味が通りません。

全ての文字をカタカナで書いてあるのはミスリードを誘う仕掛けなのです。
答えにあるのがカタカナとは一言も言っていません。
カタカナを別の文字に見る余地はないでしょうか。
カを力(ちから)という漢字に読み替えることで光明が見えてきます。
そうすると,キハンカが「既判力」となって意味が通るようになります。
答えは「きはん」です。

個人的には,超いい問題だと思ってるんですが,話によれば瞬殺だそうで・・・。
「行為」の後に続く3文字の言葉が少ないのが原因ですね。材料を生かし切れてない・・・

3文字の言葉です。

1文字目を「ち」に変えると知り尽くしていること
2文字目を「み」に変えると集中しすぎ
3文字目を取り除くと欠点

これまた某アレのアレで頻出なアレです。
集中しすぎを「過密」に返還できれば楽勝ですね。
答えは「かしつ」。

昨日負けて悔しい人が犯す犯罪ってなーんだ?

「なーんだ?」という符丁から分かるとおり,なぞなぞ問題です。
昨日負けたら今日は勝ちたいですよね。
今日勝つ,恐喝ということで,きょうかつが正解となります。

パンで。

某アレのアレをアレした問題です。
パンで何をするのでしょう。
「パンで」は弄りようがありませんので,「。」の読み方を色々変えてみましょう。
「句点」と読めることに気付くはずです。
ぱんでくてん,答えはパンデクテンとなります。

199−1 204−5 220−1
が「サイ太」のとき,

126−4 230−6 246−1 103−8
は?

 Twitterで先行配信したネタです。
 例題が3文字で3つの数字,答えは4文字で4つの数字ということから,1文字が数字に対応していますね。本当はハイフンの後は丸付き文字なのですが,文字化けしちゃうので普通の数字にしてます。
 法律をかじったことがある人であれば,「199」にピンと来るはずです。そう,刑法199条の殺人罪です。1は「さつじん」の1文字目を示していると見ることは出来ないでしょうか。
 このようにして,刑法の条文の表題と何文字目かを示しています。
 全部見ていくと,「てんさく」が答えとなります。